カスパル公開陵辱
この時代、罪人の拷問や処刑の見物は娯楽のひとつであり、それはここ帝都アンヴァルでも変わらない。
その日、罪人として町の広場に連れて来られたのは、帝国では知らぬ者のいないベルグリーズ家の人間だった。
――カスパル=フォン=ベルグリーズ。
現ベルグリーズ伯の次男である彼は、ガルグ=マクの戦いを機に帝国から姿を消したあと、五年後に同盟軍の将として姿を現したのである。そして、先日の戦いで捕虜として捕えられた。
六大貴族から出た裏切り者として、ベルグリーズ家に泥を塗った者のけじめとして、カスパルは帝都の人々の前で見せしめにされることとなったのである。
最初は縄で繋がれたまま帝都を歩かされた。カスパルの空色の髪と瞳はベルグリーズ家の象徴とも呼べるものであり、それを持つ者が縄で引かれている姿に町の人々は誰もが足を止めた。
その後、カスパルは町の中央で磔にされ、衣服をすべて剥がされた。若者らしい瑞々しい肌と、優将の名に恥じない鍛え上げられた肉体に、観衆たちは期待と好奇の目を向ける。
カスパルの筋肉質な太腿が開かれ、水色の下生えに覆われた性器が露にされる。肛門まで晒される羞恥にカスパルの顔が歪んだが、見目麗しい若者が恥じ入る姿は人々を楽しませるだけだった。
刑吏いわく、カスパルは同盟軍の参謀と恋仲にあり、だからこそ帝国を裏切ったのだと――そして、その不埒な下半身に断罪を与えようということだった。
実際にカスパルと同盟軍の参謀がそのような関係だったのかはいささか怪しかった。カスパルの性器や肛門には色素の沈殿がなく、彼の身体が性的に未成熟であることを示していたからである。
しかし、そんなことは観衆にとってはどうでもよかった。彼らはただ単純に、この逞しく凛々しい青年が衆人環視の中で犯されて泣き叫ぶ姿が見たかった。
カスパルの肛門に皮袋が押し当てられ、腹の中に薬液が注がれる。薬液がなくなると新たな薬液が追加され、ふたたび体内に注入された。
自分がなにをされようとしているか察したカスパルは、助けを求めるような眼差しを周囲に向ける。
しかし、カスパルに向けられたのは嘲笑と欲望に満ちた視線ばかりだった。観衆たちは何回目の浣腸でカスパルの肛門が決壊するかを賭け、「早く漏らせ」などと言っては囃し立てたのだ。
「くっ……ふう……!」
腹の奥底からごろごろという音が鳴り始め、カスパルは苦悶の声を漏らす。やがて肛門から茶色く濁った薬液が少量だけ溢れ出したが、カスパルは括約筋に力を込めてそれを堰き止めた。
だが、排泄欲に耐え続けるカスパルにさらなる責めが加えられる。刑吏はカスパルの鍛えられた腹筋に手をあてると、掌底で下腹部を押し込んだのだ。
「ふぐっ……うううぅっ!」
カスパルは歯を食い縛りながら必死に耐える。額からは脂汗が流れ落ち、開かされた脚はガクガクと震えていた。それでもなお排泄を耐えるカスパルに対して、今度は拳が打ち込まれた。
「ぐううぅッ!?」
腹を殴打された痛みによってカスパルの腹筋に力が籠る。次の瞬間にはぶびゅっと下品な音を立ててカスパルの肛門が開き、茶色い汚物が噴水のように溢れ出した。
「ああぁあっ! 嫌だ! 見るなあっ!」
排泄物を撒き散らしながらカスパルは涙を流して絶叫する。
それでも一度出始めた便は止まることなく、濁音と飛沫を飛ばしながら汚物が流れ続けた。それは湯気を立てながら地面に広がり、カスパルの足元に茶色い水溜まりを生み出す。
帝国最強ベルグリーズ家――畏怖と尊敬を込めて彼らをそう称したのは誰だったか。いまやカスパルはただの哀れな罪人であり、彼らの象徴である空色の髪ももはやくすんで見えた。
「こりゃいいや、貴族様の脱糞芸だ」
観衆たちは口々にカスパルを罵り、その醜態に歓声を上げる。
何度か浣腸を繰り返され、透明な液体しか排泄されなくなった頃には、カスパルの肛門はぽっかりと口を開けて女性器のようにひくついていた。
もちろん、辱めがそれだけで終わるはずもない。
「ひいっ……!」
開いたままの肛門に刑吏が指を入れ、内部をぐるりとかき混ぜるように動かす。カスパルの口から悲鳴が上がり、肛門からはぶぴぃっと醜悪な音が響いた。
そのまま二本の指が挿入され、肛門を左右に広げられて腸の奥まで覗き込まれる。カスパルは腹に力を込めて肛門を締めようとするが、それによって腸内の空気が抜けてしまい、余計に恥ずかしい音を奏でることになった。
「うう……もう、やめてくれ……」
涙を浮かべながら懇願するカスパルだったが、観衆たちの興奮が高まるばかりで誰も耳を貸したりはしない。
それどころか、もっと恥辱を与えてやりたくなったのだろう。刑吏たちはカスパルを磔台から下ろすと、観衆たちに向けて尻を突き出すような体勢を取らせた。
排泄を終えたばかりでひくつく肛門に無数の視線を感じ、カスパルは羞恥に打ち震える。淡い色合いをした性器や肛門から推察できるように、カスパルはいまだ童貞であり処女であった。
肛門に冷たいなにかが宛てがわれ、カスパルはびくりと身体をすくませる。刑吏が手にしていたのは木を削り出して作られた杭だった。その先端がカスパルの肛門に入り込み、そのまま強引に体内へと押し込まれる。
「あああぁっ!」
木の先端が腸内に埋まっていく激痛にカスパルは叫び声を上げた。杭の先端は削られており、丸みがあるため腸に刺さることはない。だが、杭そのものが太く長いために、カスパルの肛門は裂けて血を流していた。
「さすがに簡単には入らないか」
「おい、もっとケツの穴広げろよ」
刑吏たちはカスパルの頭や背中を足で押さえて固定し、槌を使って肛門へ木の杭を埋め込んでいく。槌が杭を叩くたびにその衝撃がカスパルにも伝わり、痛みと恐怖から押さえつけられた脚がガクガクと震えた。
「ひっ……ひぃ……!」
杭が少しずつ体内へ穿たれるごとに、カスパルの口から引き攣った悲鳴があがる。その悲鳴を楽しむかのように、刑吏は調子を刻みながら槌を振り下ろしていく。
ずぶずぶと飲み込まれていった杭はやがて根元までがカスパルの体内に収まった。杭に押し出されたカスパルの腹は不自然に膨み、鍛えられた腹筋越しにその存在を主張している。
「ううっ、うぐぅっ……!」
体験したことのない苦痛にカスパルの目から大粒の涙が流れ落ちてゆく。観衆にとってはその姿こそが求めていたものであり、そんな彼の姿に歓喜する者こそいても、情けをかける者はいなかった。
「あ、ぎいいぃ……ッ!」
刑吏が杭を引き抜くと、その太さに拡張された肛門がめくれて真っ赤な粘膜が露出する。そして再び杭が打ち込まれ、閉じかけた肛門が押し開かれた。
「あがっ、がああぁっ! おごおおぉッ!」
何度も繰り返される抽挿にカスパルの肛門は腫れ上がり、流れた血液で太腿が赤く染まっていく。筋肉によって生み出された窪みに沿って伝い落ちる血液は、まるで彼の太腿を飾り立てているようだった。
「あうっ……あ……」
苦痛が許容値を越えたのか、カスパルは両脚を大きく開いた体勢のままびくんびくんと痙攣する。晒された性器からは小水が噴き出し、放物線を描いたそれがびちゃびちゃと地面に散らばった。
「おい、漏らしてるぜこいつ」
「貴族様が人前で粗相か? うん?」
刑吏たちは笑いながらカスパルの尻を平手で叩く。勢いよく叩かれた衝撃によってカスパルの性器から尿の残滓が噴き出し、それがまた観衆たちの嘲笑を誘った。
尻穴を穿たれながら失禁するカスパルの姿に歪んだ性衝動を抱いた者もいるらしく、観衆の何人かがカスパルを眺めながら自身の性器を扱き始める。
その様子が視界の端に入り、カスパルは自分の中で何かが砕けるのを感じた。
数時間後――人々は拘束されて動けないカスパルに媚薬を打ち込み、思うがままに陵辱していた。いまやそこに刑吏の姿はなく、町の人々が群がって帝国貴族である彼を玩具にしている。
「あがっ! ひいいぃっ!」
「こいつ、またイッたぞ」
「おい、早く代われよ」
肛門に穿たれた杭を興味本位で抜き差しされ、カスパルは喉が潰れるほど叫び続けた。媚薬に侵された体は痛みすら快感と誤認し、勃起した性器から断続的に白濁を噴出させる。
カスパルが射精すると観衆は面白がり、交代で彼の身体を弄んだ。ある者は自身の性器をカスパルの口にねじ込み、またある者は肛門に性器を押し込んで腰を動かした。
もはやカスパルが誰であるかなど観衆には関係なく、性欲と嗜虐心を満たすための道具としてその体を消費している。
「ほら、お前の大好きなチンポだぞ」
「うぐっ……やめろ……!」
何人目かの男に肛門を犯されながらも、カスパルは弱々しい抵抗を続けていた。杭によって拡張されたそこは簡単に男の性器を咥え込み、淫らに収縮する内壁で男たちを楽しませる。
「くそ……殺せ……殺して、くれ……」
「はいはい、お口にもチンポあげようね」
「ぐうっ……んんんっ!」
カスパルの虚勢など意に介さず、別の男が口腔に性器を突き入れた。執拗に繰り返される口淫によってカスパルの唇の端は裂けていたが、そんなことを気にかける者はこの場にはいない。
「うぐっ! おぐぅっ!」
「こいつ、尻を突かれるたびに喉を締めつけるぜ」
「こっちの穴も、咥えさせてるときのほうが具合がいいな」
肛門を突かれるたびにカスパルの喉が収縮し、口腔を犯している男を楽しませる。喉の奥を突かれると苦しさのあまり腹に力を込めてしまい、今度は肛門を犯している男を楽しませた。
「うっ、出るっ……ぜんぶ飲めよ!」
「んぶううぅっ!?」
口淫を強要していた男はカスパルの口腔に精液を吐き出すと、そのまま喉を目掛けて尿を注ぎ込んだ。食道に注がれる生暖かい液体の味と臭いに、カスパルは目を見開きながら呻き声を漏らす。
「げほっ……がふっ!」
独特の臭気が鼻腔を刺激し、カスパルは咳き込みながらも必死でそれらを飲み込んだ。空っぽの胃を尿が満たし、逆流したそれが唇の端から溢れ出る。
そんなカスパルの様子をおもしろがった男の一人が、カスパルの顔面に向かって放尿を始めた。勢いよく飛び出た金色の液体がカスパルの顔に降りかかり、整った顔を汚していく。
目を開けることもできず、カスパルはただその屈辱に耐え続けた。顔だけでなく、ベルグリーズ家の象徴とも言える水色の髪にも尿をかけられて汚されていく。
「こっちの穴も便器にしてやるよ」
「えっ……!? あうっ、ああぁ!?」
カスパルの肛門を犯していた男も体内に深く性器を埋め込むと、そのまま腸内で放尿を始めた。熱い飛沫が腸内を駆け巡り、その感覚にカスパルは困惑した声をあげながら身悶える。
入れ代わり立ち代わりに何人もの尿と精液を流し込まれ、カスパルの腹は妊婦のように膨れ上がった。膨らんだ内臓に皮膚をひっぱられ、引き攣るような痛みにカスパルは顔を歪める。
「苦しそうだな? いま楽にしてやるよ」
男の一人がにやりと笑い、カスパルの腹を蹴り上げた。
「おごおおぉっ!」
限界まで拡張されたカスパルの肛門から、精液と尿が混ざった液体が勢いよく噴き出す。カスパルは背中を丸めて腹を守ろうとするが、ほかの男たちに押さえつけられて何度も腹を蹴り上げられた。
「あーあ、ケツの穴が開きっぱなしになってるぜ」
「もうゴミまんこだなこれ」
出せるものをすべて出し切ったカスパルの肛門は、ぱっくりと口を開けて閉じなくなっている。その様子に観衆たちは嘲笑を浮かべるが、もはやカスパルには言い返す気力もなかった。
「ああそうだ、雌穴にこれはいらねえよな?」
これ、と言って男が示したのは、触れられもせず揺れ続けていたカスパルの性器だ。それは媚薬のせいで完全に勃起しており、だらしなく先走りを零している。
「こんなもんなくても困らねえもんなぁ」
「うあっ、ああぁ……ッ!」
男はカスパルを仰向けに転がし、無防備に晒された性器を思い切り踏みつけた。敏感な部分を足の裏で擦り潰され、カスパルは苦痛の声を上げる。
「どうした、痛いか? そりゃそうだろうな、勃起したままじゃ痛くてたまんねえだろ」
「あがっ、ぎいっ! やめろっ! やめてくれぇっ!」
ぐりぐりと靴底を押しつけられ、カスパルは涙を流しながら哀願した。
「ほれほれ、もっと強くしてほしいのか?」
「ちがっ! 違ううぅっ! やめてくれええっ!」
男はさらに体重をかけてカスパルの性器を踏み躙る。潰れそうなほどの激痛を与えられてもなお、カスパルの性器からは粘度のある体液が流れ出していた。
「へえ、こいつ踏まれて感じてるぜ」
「変態貴族様は痛みすら気持ちいいってか」
観衆たちはカスパルの性器をいたぶりながら彼を罵倒し続ける。それぞれがカスパルの顔や胸を踏みつけ、唾を吐きかけては笑い合った。
「ぐぅっ……頼む……もう……許してくれ……」
体力と精神が限界を迎えたカスパルは弱々しい声で懇願する。しかし、彼の言葉を聞き入れる者など誰もいなかった。
「なあ、今度はこれをケツに入れてやろうぜ」
そう言った男が手にしていたのは同盟軍の旗だった。
すでに破かれ、泥を被っているそれの柄を、カスパルの肛門にあてがって挿入しようとする。クロードたちが掲げる差別のない世界という理想、その象徴でカスパルを辱めようとしていた。
「嫌だっ、止めろ! それだけは……!」
旗の先端がカスパルの肛門に押し込まれ、括約筋が押し広げられる。カスパルは必死に抵抗を試みるが、両手両脚を踏みつけられた状態では何もできない。
「くそっ、抜け……抜い……ぐうううぅぅっ!」
力尽くで突き入れられた先端がずぶずぶと腸内に飲み込まれていく。直腸を異物が逆行してくる不快感と、腸壁越しに伝わる冷たく硬い感触に襲われ、それらを振り払うようにカスパルは激しくかぶりを振る。
柄が中ほどまで入ったところで先端が腸壁にぶつかった。それに気づいた男たちはカスパルの腰を持ち上げて挿入角度を変え、さらに奥まで柄をねじ込もうとする。
「がはぁっ!? 無理だっ、無理だぁっ!」
下半身を持ち上げられたカスパルは肛門から伸びる旗竿を見て悲鳴を上げた。男達はカスパルのことなどお構いなしに、そのまま串刺しにするかのように柄を突き上げる。
「あがああぁあぁぁぁっ!」
腸壁をごつごつと抉られる痛みにカスパルの口から絶叫が漏れる。最奥を突かれるたびにカスパルの腹が柄の形に膨らみ、その様子に男たちは愉悦の表情を浮かべた。
「あ……が……ひぃ……っ」
肉体が限界を迎えたカスパルは白目を剥き、口の端から泡を吹き出す。カスパルの体は陸に上げられた魚のように全身が激しく痙攣し、やがてぴくりとも動かなくなった。
「おい、死んだんじゃねえのこいつ」
「まだ生きてんだろ、さすがに殺しちゃまずいしな」
カスパルの肛門から伸びた旗を揺らしながら男達が笑う。
カスパルは意識を失ってもなお犯され続け、男たちが満足するまで解放されることはなかった。
そして、そんなカスパルの無惨な姿を見ても、彼に救いの手を差し伸べる者はいなかった。
隊長で遊ぼう
皇帝エーデルガルトが宣戦布告をしてからほどなくして、男はカスパル=フォン=ベルグリーズが率いる格闘兵の部隊に配備された。
ベルグリーズ家と言えば、帝国ではその名を知らぬ者はいない武門の名家である。とりわけ現当主であるレオポルドは帝国最強と誉れ高く、彼が率いる部隊もまた精鋭揃いであるとの評判だった。
カスパルはそのレオポルドの次男である。
とはいえ、カスパルの部隊への配備が名誉と取れるかどうかは怪しいところではあった。いかんせんカスパルは継承権を持たない次男であるし、おまけに紋章も持っていないという。言ってしまえば、ほとんど平民と同じだった。
では長男のほうならよかったかと言うと、そうとも言えない。レオポルドの長男は才覚もなく努力もしないのに血統に胡座を掻いている木偶の坊ともっぱらの評判だったからだ。
皇帝エーデルガルトは実力主義者であり、だからこそどこの馬の骨とも知れない傭兵や、血統的には平民でしかないランドルフといった者たちを重用している。そして、そのエーデルガルトが選出した精鋭部隊こそがカスパルが属する遊撃隊であった。
それを鑑みると、レオポルドが持つ「軍務卿」の地位を継承するのは、長男ではなく次男のカスパルになるのかもしれない。もしそうなれば、男も将来的には精鋭部隊の一員として肩を張れる可能性はある。
それに、戦場で活躍してご機嫌を取って、カスパルが「あいつは使える」とレオポルドに報告するようなことがあれば、自分の出世に繋がることもあるかもしれない。
男はそう考えることによって、「自分は幸運だ」と思うことにした。
カスパルはまだ幼さが抜けきらない青年だった。年齢は十八と聞いたが、小柄な上に童顔なのでそれよりもいくらか下のように見える。特徴的な水色の髪と瞳は爽やかな印象を見る者に与え、彼の明朗快活な性格を表しているようだった。
カスパルは小柄であるものの、格闘部隊を率いているだけあって体躯は立派なものである。無駄な脂肪のない鍛えられた肉体の上にあの童顔が乗っている姿には、どこか背徳的な色気があった。
おまけに、戦闘時は面積の少ない闘衣を着用しているため、張りのある胸や太腿を惜しげもなく晒している。本人は色恋にまったく興味がなく、自分がそういった対象になることも考えたことがないからか、その恰好が他者にどう見えるかなどわかっていないようだった。
そんな容姿をしているからなのか、それとも彼の人懐っこさ故なのか、同僚の中にはカスパルを邪な目で見る者もいた。
酒の席ともなれば「成長してごつくなる前に一発ヤりたい」だの「頼んだらヤらせてくれそう」だのといった欲望を口にする者もおり、男は適当に相槌を打ちながら酒を胃に流し込んでいたものである。
「なあ、カスパルをヤらねえか?」
ある日、男は同僚たちにそう持ちかけられた。
男がその言葉の意味をきちんと把握できないうちに、同僚は「お前もヤりたいんだろ、見てればわかる」と言葉を続ける。
「ヤる」という言葉の意味が「犯す」を指しているのだと理解したとき、男は頭の中でカスパルの乱れた姿を想像してしまった。
あの肉付きのいい肢体を好きなように蹂躙して、幼い顔を涙でぐちゃぐちゃにしたらどれだけ満たされた気分になるだろうか。色事に興味がないというあの口から卑猥な言葉を吐かせ、快楽に染まった表情を見ながら果てることができたなら……。
男の欲望は次第に首を擡げ、気づけば「ヤりたい」という言葉が口をついていた。
同僚たちのやり口は単純なものだった。カスパルに酒を飲ませて泥酔させ、そのあいだにヤリ場まで連れていって輪姦するというものである。
付き合いのいいカスパルは部下たちからの誘いを快く受け、勧められるまま酔い潰れることも多かった。そのたびに部下たちはカスパルをかいがいしく介抱し、懇切丁寧に自室まで運んでいたのである。
だが、それもいま思えばカスパルを油断させるための策略だったのかもしれない。
案の定、カスパルは男たちに勧められるまま酒を飲み、泥酔して机に寄りかかって寝息を立てていた。わざわざ調練のあとを狙って誘ったのは、「この服のままヤりたい」「汗臭いほうが興奮する」といった一部の性嗜好を持つ者の意向らしい。
同僚たちがヤリ場として利用しているのは、廃村の片隅にある空き家だった。ほんの数節前までは人が住んでいた村なのだが、戦禍を逃れて住民たちが移住したためにいまは軍が駐屯地として利用している。
「ヤる前にここを綺麗にしておかないとな」
同僚たちは馬で運んできたカスパルをいったん川縁に降ろした。そしてまだ意識のないカスパルの脚を開き、股間を覆う闘衣を横にずらして性器と肛門を露出させる。
萎えたカスパルの性器が衣服にひっぱられ、解放されると同時にぶるっと揺れた。カスパルの髪と同じ水色の陰毛が視界に入り、男はたまらず喉を鳴らす。
「なんだ、隊長のまだちゃんと剥けてないな」
「可愛いじゃん。俺、こういうの好きだわ」
カスパルの性器を眺めながら同僚たちが好き勝手に感想を漏らす。カスパルの性器は仮性包茎であり、勃起していないため先端が皮を被っている状態だった。
「どれ、浣腸の時間と行きますか」
「お前、それ好きだよなあ」
カスパルの背後に回った男がカスパルの腰を上げさせ、別の男が懐から漏斗を取り出してカスパルの肛門にその口を挿入する。排泄器官をこじ開けられる痛みにカスパルが「うっ」と呻き、閉じていた瞳がゆっくりと開かれた。
「あ……え? なんだ……?」
「お、隊長さんのお目覚めだ」
「まだ寝てたほうがよかったかもなあ。まあ、俺はこのほうが興奮するけど」
目覚めたカスパルを気にもせず、男は漏斗に川水を注いでゆく。腸内に水を注がれる違和感に、カスパルはようやく事態を把握したようだった。
「んあっ!? な、なんだよこれ! なにしてんだよ!」
「ほら、暴れると危ないぜ。おい、誰かもっと酒飲ませろ」
「ぐっ……がふっ……!」
カスパルは慌てて身を捩るが、数人の男に体を固定されてほとんど身動きが取れない。男たちはカスパルの顎を掴んで口を開かせると、そこに酒を注いで強引に嚥下させた。
そうこうしているあいだも直腸に水を注ぎ続け、カスパルの下腹部が少し膨らんだあたりで漏斗を引き抜いた。そして、すぐに排泄してしまわないよう、指程度の太さしかない張り型で肛門に蓋をする。
やがて膨らんだ下腹部からぎゅるぎゅると不穏な音が響き始め、カスパルは排泄を堪えるために歯を食い縛った。
「ぐうぅ……厠に行かせてくれ……」
「ここでしろって。どうせ厠に到着する前に漏らすだろ」
この場での排泄を求められたカスパルは嫌々と首を振る。だが、男はそんなカスパルを無視して張形を抜くと尻たぶを押し開いた。カスパルの肛門が僅かに開き、茶色く染まった少量の水がビュッと飛び出す。
「やめてくれっ……頼むから、厠に行かせてくれっ」
「諦めろって。ほら、みんなの前で汚ねえもんひり出してみろよ」
「いやだぁ……」
カスパルは目に涙を浮かべながら懇願するが、それは男たちの嗜虐心を増長させるだけだった。男たちの視線はひくつくカスパルの肛門に集中し、幼げな上司が恥辱にまみれながら排泄するのをいまかいまかと待っている。
「だめだ、出る……ッ」
カスパルの腹から内臓が動く音が鳴り、肛門が徐々に広がってゆく。便に押し出された空気が恥ずかしい音を奏でながら肛門から漏れ、羞恥からか悔しさからかカスパルの目尻に涙が浮かんだ。
「うぐっ……ぐううぅ~!」
「ははっ、出てきた出てきた」
ほどなくしてカスパルの肛門が決壊した。下痢便混じりの水が大量に噴き出し、辺り一面に悪臭が立ち込める。涙を浮かべながらびちゃびちゃと汚物を撒き散らすカスパルの無様な姿に、男たちはげたげたと哄笑した。
「ふうっ、ふうっ」
結腸口が緩んだために奥に滞留していた便も降りてきたらしく、太いそれが肛門を捲り上げて頭を覗かせる。
カスパルは懸命に括約筋に力を入れて肛門を締めようとしているが、すでに一度排泄した後のためうまくいかない。ぶぴっと間の抜けた音を立てて軟便が飛び出したかと思うと、次の瞬間には固い便が溢れてきた。
「くそぉ……くそっ、見るな……見ないでくれぇっ」
「おー、こりゃまた大量だな」
「いいもん食ってるだけあってこんなもんも立派なんだな貴族様は」
カスパルの悲痛な声とは裏腹に、ぶりゅぶりゅと下品な音を立てて肛門から固形の糞が排出されていく。部下たちはそれを覗き込み、揶揄する言葉を投げてはカスパルの反応を楽しんだ。
「もう出るもんは出たかな……」
何度かカスパルに排泄をさせて出るものが水だけになったあとは、川水を使ってカスパルの肛門を清める。異物の挿入と排泄を繰り返したカスパルの肛門は適度にほぐれており、呼吸するように入口を開閉させていた。
「くそっ……お前ら、上官を辱めて何が狙いだ?」
性器と肛門を露出したままのカスパルが自身を囲む男たちを睨め付ける。
これはこれで興奮するのだが、男たちの隙を狙ったカスパルが暴れ始めては手に負えない。なにせカスパルは巨大魔獣を素手で殴り倒すような男なのだ。
同僚たちも同じことを考えたのか、新たに酒を取り出したかと思うと、今度はそれをカスパルの口ではなく肛門に飲ませ始めた。浣腸に使っていた漏斗をふたたびカスパルの肛門に刺し、安物の酒を直腸になみなみと注いでゆく。
「ひあぁっ!? やめっ、熱っ……! んぐっ、うう~!」
抗議のためにカスパルが口を開けたところで、別の男が口にも酒を注いでゆく。大量の酒を同時に飲まされたカスパルはやがて全身を紅潮させ、ぐったりとして動かなくなった。
「お、おい、こんなに飲ませて大丈夫かよ? 酒の飲みすぎで死ぬこともあるって聞くぞ」
「なに、やばそうだったら治癒魔法をかけてやればいい。お前、レストを使えたよな?」
お前、と呼ばれた細身の男がこくりと頷く。
その男はカスパルの部下ではなく、祈祷兵の部隊に所属している白魔法使いのようだった。神に仕えるはずの白魔法使いがこんなことをしてもいいのかよ――男はそんなことを思ったが、同じ穴の狢なので深く追及するのはやめておいた。
「よし、運べ」
カスパルの抵抗がなくなったところで、男たちはカスパルを小屋へと運び込んだ。埃っぽい寝台の上にカスパルを寝かせ、行為の邪魔になりそうな鎖や飾り紐を外してゆく。そのあいだ、カスパルは薄目を開けているだけで大人しくしていた。
「ぜんぜん抵抗しねえな」
男の一人が背後からカスパルの膝を抱え、ほかの男たちに見せつけるように開脚させる。開かせられた脚の中心部には水色の陰毛が茂っており、その下にはまだ未成熟な性器が垂れ下がっていた。
「へへ、浣腸したあとだから簡単に指が入るな」
「……あっ……ん……」
カスパルの前に回った男が潤滑油で濡らした指を肛門に差し込むと、そこはほとんど抵抗なく異物を飲み込んだ。第二関節まで沈めたところで軽く指を曲げてやれば、カスパルはぴくぴくと体を震わせてわずかに呻く。
「なかなかイイ反応じゃねえか。もしかして男を咥えたことあるのか?」
カスパルを抱えている男が左右の乳首を摘み、捻り上げるようにして引っ張った。カスパルの口から「んっ」という艶めいた声が漏れ、隆起した筋肉がぴくんと震える。
「どうだ? 気持ち良いだろ?」
「ん、あ……い、い、きもちいい」
カスパルは小さく呟いてこくこくと頷く。意識はあるようだが、相手に言われたことをオウム返しにするだけで、すでにしっかりとした判断能力はないのだろう。
「ケツの穴もすぐにほぐれたし、これで未経験ってのなら男娼の素質あるぜ隊長さん」
肛門を弄っていた男はいったん指を抜き、充血してぷっくりと膨らんだカスパルの肛門を軽く撫でる。それだけでカスパルの体はびくりと震え、無意識なのか尻を押し付けるような動きを見せた。
「なんだ、誘ってやがんのか?」
「綺麗な顔してるもんな、お偉いさんにでも可愛いがられてたんだろ」
男は揶揄しながらカスパルの肛門にふたたび指を差し込む。指はそのうち二本、三本と増えていき、それらがバラバラの動きで内壁を擦ると、カスパルは切なげに腰を揺らめかせて甘えるような声で鳴いた。
「あっ……あぁ……ふあ、あ」
「中も熱くていい具合だな。チンポ欲しくて仕方ないんだろ?」
根元まで挿入した指で穴の奥をぐりぐりと掻き回しながら、男はカスパルに問いかける。真っ赤になった肛門がきゅうっと切なげに収縮して男の指を締め付け、カスパルは蕩けた顔でこくこくと頷いた。
「う、ん……ほしい……」
カスパルは焦点の合わない目で宙を見つめたまま、口の端からだらだらと唾液を流しつつ懇願する。
普段の快活なカスパルからは想像もつかない姿に、行為を眺めていた男はごくりと息を飲んだ。男の性器が立ち上がって衣服を押し上げているのを目にした同僚が、にやにやと笑いながら男の背中を押す。
「ほら、隊長さんがチンポ欲しいってよ」
いざその時になって男は一瞬躊躇したが、結局は欲望に押し負けて下衣の前を寛げた。カスパルの痴態にあてられ、男の股間はすっかり準備万端になっている。
男はカスパルの両脚の間に割って入り、勃起したものの先端を肛門へと押し当てた。中までたっぷりと潤滑油を注がれているらしく、穴が開くと同時に粘液がぴゅっと飛び出してくる。
「くぅ、ん、あうっ……」
うわごとのようなカスパルの声を聞きながら、男はゆっくりと腰を押し進めていった。ぬかるんだ肉の筒が亀頭を包み込み、竿を柔らかく圧迫して奥へ奥へと誘う。それでいてぎっちりと隙間なく陰茎に絡みつき、油断すればすぐに果ててしまいそうなほど心地よかった。
「すげえな、こんな簡単に飲み込んじまうのかよ。もう何本も咥えてんだろうなあ」
「男を知ってる体だよな。本当はこうやって犯されるのが好きなんじゃねえのか?」
カスパルの両側にいる男たちはカスパルの乳首をつねったり、耳を舐めたりしつつ勝手な憶測を言い合う。カスパルは身を捩らせながら、呂律の回らない口調で意味をなさない言葉を紡いでいた。
「おい、お前も動いてやれよ」
同僚に急かされ、男はカスパルの腰を掴んで揺さぶるようにしながら抽挿を始める。カスパルの中は信じられないくらい熱く湿っていて、少し動くだけでも快楽が脳天にまで突き抜けそうだった。
「んっ……んぅ、ふ、あっ、あん、ん」
小刻みに腰を動かして前立腺を擦るたびに、カスパルは鼻にかかった声を上げる。いつの間にかゆるく立ち上がっていたカスパルの性器を扱いてやれば、腸壁をきゅんきゅんと締めて快感を訴えてきた。
「あ、ああ、んっ! ひゃ、あ、あ!」
奥まで挿入して掻き混ぜるように体を揺さぶると、カスパルは悲鳴のような声を上げて全身を大きく痙攣させる。同時に中が激しく締まり、まるで精液を搾り取ろうとするように蠢いた。
「んっ、あ……り、ん、りん、もっと」
「リン? なんだ、彼氏の名前か?」
揺さぶられているカスパルが譫言で口にした名前に、行為を眺めていた男たちが首を傾げる。
「リンっつったらあの人じゃねえのか? ほら、お前んとこの隊長。確かリンハルトって名前じゃなかったか」
「あー……確か幼なじみとか言ってたな。仲良いとは思ってたけど」
訊ねられた祈祷兵の男が納得したように頷く。
祈祷部隊を率いているのはヘヴリング家の嫡子であるリンハルト=フォン=ヘヴリングだ。帝国の貴族は帝都に邸を構えているため、貴族同士は親交がある場合が多い。ベルグリーズ家とヘヴリング家もその例に漏れず、各家の子息である二人は幼いころから面識があるようだった。
「色事には興味ありませんって顔してすっかり開発済みってか。じゃあ遠慮するこたあないな」
「あッ……!」
悪戯するように乳首を指で弾くと、カスパルは喉を逸らして甲高い声をあげ、男の性器を咥えている肛門をきゅっと締め付けた。
男はカスパルの腰を抱え直し、いっそう激しく腰を打ち付ける。肌同士がぶつかって乾いた音を立て、結合部からぐぽっぐぽっと空気を含んだ水音が響いた。
「あ、あぁ……イく、イッ……あぁ~ッ!」
カスパルは一際大きく体を震わせ、性器の先端から白濁した体液を撒き散らす。その瞬間、カスパルの直腸が強く収縮し、男のものを強く締め上げた。
男は低く呻いてカスパルの中に射精した。性器がどくんどくんと脈打つたびに大量の精子が注ぎ込まれ、それを受け止めたカスパルは小さく喘いでびくびくと震えている。
「はぁ……はぁ……ん、ぁ……ん……」
萎えた性器をずるりと引き抜くと、カスパルの肛門からごぷりと白い体液が溢れ出した。摩擦によってすっかり腫れ上がったカスパルの肛門はヒクヒクと開閉し、内側の赤い粘膜を覗かせている。
「どれ、次は俺の番だ」
「あっ、おっ……んおおぉぉっ!?」
間髪を入れず別の男がカスパルの脚を肩に担ぎ、上から叩きつけるようにして一気に根本まで挿入する。先程まで男のものをくわえ込んでいたせいか、カスパルの肛門はさほど抵抗もなくそれを受け入れた。
カスパルは目を剥いて絶叫するが、男は構わずに腰を振り始める。先ほど中に出されたばかりの精液がくちゅくちゅと泡立って漏れ出し、それが潤滑油となって滑りを良くしているようだった。
「おほっ、こりゃすげえ名器だ」
「あっ、あっ、おっ♡ んおっ、おほぉっ♡」
ずぼずぼと激しい抽挿を繰り返すと、カスパルは舌を突き出してあられもなく喘ぐ。性器が出入りするたびに肛門からは白く粘ついた液体が押し出され、カスパルの引き締まった尻を汚していった。
「おら、しっかりケツ穴で奉仕しろよ!」
「あひっ♡ はひぃっ♡ んひいぃっ♡ あへえぇっ♡」
男が腰を引くたびに皺の伸びきったカスパルの肛門が捲れ、押し込むとぽってりと膨らんだ入口が潰されてぐにゃりと歪む。カスパルの顔は完全に蕩けきり、口からはひっきりなしに間延びした喘ぎが漏れていた。
気を良くした男はカスパルの最奥に亀頭を押し付け、ぐりぐりと捻るような動きで刺激する。敏感な腸壁を亀頭で擦られる感覚に、カスパルは背中を弓なりに逸らして悶絶した。
「ふぎいいぃっ! そこ、そこはぁっ! おほおおぉ~ッ♡」
「ここが気持ち良いんだろ? ほら、もっと突いてやるよ」
男はカスパルの一番深いところに亀頭を食い込ませたまま、円を描くように腰を動かす。同時にカスパルの乳首を抓り上げ、柔らかい乳輪ごと思い切り引っ張った。
「ひぎっ! あがあぁっ! イグっ、またイクううぅぅっ!」
両方の胸からの痛みと快感にカスパルは泣き叫び、性器の先端からぴゅっと透明な汁を噴き出す。性器に触れられないまま達したためカスパルの射精には勢いがなく、放たれた体液にも粘度がなかった。
「へへ、乳首でイキやがったぜ」
「もう完全にメスじゃねえか」
男たちは嘲笑いながらカスパルの乳首を執拗に指先で弄り回す。乳首を乱暴に弄られるたびに収縮する体内の感触を味わいながら、男もカスパルの中に精液を注ぎ込んだ。
「そんじゃ、俺は口を使わせて貰おうかな」
別の男がカスパルの髪を掴んで上を向かせ、その口に先走りを滲ませた陰茎をねじ込む。生臭い性器に喉の奥まで犯されたカスパルは、息苦しさと悪臭からか苦しそうに顔を歪める。
「んぶぅっ……ん、んん……っ」
それでもカスパルは必死に口を窄めて男のものを吸い上げた。じゅぽっ、ぬちゃ、という卑猥な水音が響き、カスパルの唇の端から唾液が流れ落ちる。
「うおっ……いいぞっ」
「ん、んむぅっ! ん、んん~っ!」
男はより深い快感を求め、カスパルの頭を掴んで激しく腰を動かした。カスパルは涙を浮かべながらえずいているが、それでも懸命に舌を動かして男に奉仕を続けている。
「こっちの穴がお留守だな、今度は俺が使わせてもらうぜ」
「ふぐううぅっ!」
どちゅん、と音を立てながら肛門に性器を突き込まれ、カスパルの両足が大きく跳ねた。
恰幅のいい男に覆い被さられたカスパルは普段にも増して小柄に映る。それはまるで年端もいかない少年を陵辱しているような光景で、更なる興奮を男たちにもたらした。
「チンポたくさん貰えてよかったな隊長さん? チンポ大好きだもんなあ」
「むぐうっ、ふぐうぅ~っ!」
口と肛門を犯され、じたばたと脚を暴れさせているカスパルの哀れな姿に、男はまた股間が熱くなるのを感じる。いずれかの穴が空くまで辛抱できないと判断した男は、犯されているカスパルの姿を肴に自身の性器を扱き始めた。
「あー、出る、全部飲めよッ!」
口淫をさせていた男がぶるりと身を震わせると同時に、カスパルの口内に大量の白濁液がぶちまけられる。どろりとした液体が食道に直接流し込まれ、カスパルは顔を背けて咳き込んだ。
「おら、零すんじゃねぇよ!」
「ぐぶっ!? んぐ、うぐぅ……っ」
カスパルの髪の毛を掴んだままの男は、カスパルの鼻を摘まんで無理やり嚥下させる。窒息寸前の状態でカスパルは精液を飲み込み、ごくりと音を立ててそれを胃に収めた。
「よし、よくできたな。ほら、精液おいしいだろ?」
「ふぁ……い……おいしいです……」
ようやく解放されたカスパルは、虚ろな目でぼんやりと呟く。そのあいだも肛門を犯す男の動きはとまらず、カスパルは喘ぎながら途切れ途切れに要求された言葉を口にしていた。
「おい、早く代われよ」
「わかってるよ、急かすなって」
肛門を犯していた恰幅のいい男はカスパルの体を持ち上げ、今度は立ったまま突き上げた。カスパルは脚をがくがくと痙攣させ、力なくされるがままに揺さぶられている。
「あっ、あっ、んっ♡ はぁんっ♡」
「こうすると奥まで入って気持ちがいいだろ? どうだ、うん?」
「んおぉぉっ♡ おっ、おぉぉっ♡ いいっ♡ おちんぽきもちいいれすっ♡」
どちゅんどちゅんと奥深くまで突き上げられ、カスパルは舌を突き出しながら快感を訴えた。何度も絶頂を迎えたせいか、それとも酒を飲ませすぎたせいなのか、カスパルの性器はくったりと萎えてしまって射精する気配がない。
「あへぇっ♡ あひぃっ♡ んおっ♡ おちんぽっ♡ おちんぽぉっ♡」
「あーあ、こりゃもう完全に飛んでるな」
カスパルは開きっぱなしになった口から意味を成さない言葉を発し、唾液と精液が混ざった液体を垂れ流している。すっかりと緩くなった肛門からは入りきらなくなった精液が逆流し、白濁したそれがごぷっと濁音を立てて溢れ出していた。
「おっ、出る出る。貴族様のケツ穴に種付けしてやるぜ」
「ひぎぃっ、おほっ、おおおおぉ~~~っ♡」
どくんどくんと脈打つ陰茎から熱い飛沫が注がれ、カスパルはその感覚だけで射精を伴わない絶頂を迎える。持ち上げられた脚がピンと伸びたまま痙攣し、カスパルの長い絶頂を伝えていた。
「なんだ、中出しされてイッてんのか?」
長い時間をかけて大量に射精した男は、カスパルを寝台に降ろして四つん這いにさせる。カスパルはすでに自身の体を支える力もないらしく、尻だけを上げたままべしゃりと寝台に突っ伏した。
「ほら、種付けしてもらったんだから『ありがとうございます』だろ?」
「んひっ、あり、ありが、とう、ございますぅっ」
男がカスパルの尻を平手で叩きながら要求すると、カスパルは言われるままの言葉を繰り返す。ぱんっと乾いた音と共にカスパルの尻が叩かれ、その衝撃で開きっぱなしの肛門から精液が飛び出した。
「なんだそりゃ、ぜんぜん感謝の気持ちが籠もってねえぞ。もう一回やり直しだ」
「あひいっ! あ、ありがとう、ございますっ! おまんこに種付けしてくれてありがとうございますぅっ!」
カスパルはぼろぼろと涙を零し、必死になって謝礼を繰り返す。それでも尻を張る男の手は止まらず、数度にわたって尻を叩かれ続けた。
「そうだ、それでいいんだよ。これからも俺らの便器としてがんばってくれよな、隊長さん」
「はひっ……がんばります……みんなのおちんぽ奴隷になりますっ……」
ようやく許されたカスパルは震える声でそう宣言した。カスパルの尻はすっかりと腫れ上がり、フォドラ人特有の白い肌が真っ赤に色付いている。そこに新たな男の性器が押し当てられると、カスパルは嬉々として腰を振り始めた。
「ふぁ、んっ、ああぁっ♡」
「はは、隊長さんすっかりチンポが好きになっちまったなぁ。ああ、もう隊長じゃなくて便器なんだっけ」
カスパルは淫らに腰を振って男の性器を尻穴で扱いている。顔に性器を近付ければ自ら進んでそれをしゃぶり、肛門を穿たれれば歓喜の声を上げた。
カスパルが解放された頃には既に日が登りかけていた。
散々犯されたカスパルは潰れた蛙のように脚を開いたままうつ伏せに倒れ伏している。全身にかけられた精液は乾いて固くなっており、肛門からは収まり切らなかった精液がどろどろと漏れ出していた。
「よかったぜえ、隊長さん。また頼むわ」
カスパルを犯していた男たちは衣服を整えると、カスパルを放置して小屋を後にした。男たちの体液にまみれて異臭を放つカスパルを発見したのは、朝になっても調練に現れない彼を心配したほかの部下たちだった。
メリセウスの落日
メリセウス要塞が陥落し、守備についていた将兵たちは王国軍に捕縛された。最後まで抵抗したカスパルは激しい攻防の末に重傷を負い、意識を失ったところで縄をかられたのである。
牢屋で目を覚ましたカスパルは、上体を起こそうとして自身の体の異変に気がついた。治癒魔法によって傷はほとんど塞がっていたが、やけに上半身が重いのだ。
違和感に視線を下げたカスパルは、自身の胸が大きく膨らんでいることに気がついた。腫れているわけではない。まるで女性の乳房のようになっているのだ。
逞しい筋肉に覆われていた手足もすっかりと細くなり、なだらかな曲線を描いている。まさか、下もだろうか――それを確認するか否かで逡巡していると、ふいに通路から足音が聞こえた。
「目が覚めたか、カスパル=フォン=ベルグリーズ」
足音の主はカスパルが捕えられている牢屋の前で足を止め、格子の向こうから声をかけくる。
身なりからして、王国軍の士官だろう。後方には部下らしき男たちが数人立っており、にやにやといやらしい笑みを浮かべてカスパルを見下ろしていた。
「……オレの体になにしやがった?」
カスパルは男たちを睨め付ける。発した声は普段のカスパルより幾分か高く、声帯までもが変化していることを物語っていた。
「なに、実験のために適正な姿になってもらっただけだ」
「実験だあ?」
カスパルは訝しげに首を傾げる。
「お前は紋章持ちではないようだが、親であるベルグリーズ伯は紋章持ちだと聞いている。隔世遺伝で紋章持ちが生まれるかどうか、その確率がどれ程のものか、お前の体で試させてもらおう」
紋章持ちの子供は紋章持ちの親から生まれやすいとされているが、そうでない場合もあり、法則は未だ謎に包まれている。紋章の有無にこだわる血統主義の王国の人々にとって、その解明は重要事項なのだろう。
「なにも私たちは捕虜を強姦しようというわけではない。これは交換条件だよ。お前が膣で兵士たちの精液を受け入れるたびに、捕虜となっているお前の部下を一人ずつ解放してやろう。だがもし拒否するなら……」
「なにが交換条件だよ、つまり人質がいるって言いたいんだろ? 反吐が出るぜ」
男の言葉を最後まで聞かずとも、カスパルはその先を察した。
「話が早くて助かるよ。どれ、まずは膣を見せてもらおうか」
「くっ……」
カスパルは歯噛みしながらも男の指示に従い、下衣を脱いで下半身を露出させる。そこにはやはり男性器は存在せず、代わりに女性特有の割れ目が存在していた。
「ほう、なかなか綺麗じゃないか。ほら、もっとよく見えるように脚を開け」
「黙ってろ変態野郎……さっさと終わらせやがれ」
屈辱的な言葉を投げかけられながらも、カスパルは怒りを押し殺しながら命令に従う。床に尻をついて膝を曲げた体勢で股を開くと、男たちの好奇の目がカスパルの秘部に集まった。
「中がよく見えないな。襞を自分で開いて奥までよく見えるようにしろ」
「……ッ!」
卑劣な要求にカスパルは絶句するが、人質がいる以上逆らうことはできない。唇を噛み締めながら両手の人差し指を使って襞を広げると、奥に隠れていた膣口が露になった。
小振りな肉芽や桃色の粘膜はおろか、処女膜や子宮口までもが外気に曝される羞恥に、カスパルの体がふるふると戦慄く。そんなカスパルの姿を見た兵士たちは下卑た笑い声を上げた。
「ははっ、帝国の大貴族がいいザマだな!」
「ぶっ壊れるまでに何人咥えられるか楽しみだぜ」
「ぐっ……てめぇら……」
男の言葉に、カスパルは射殺さんばかりの視線を向ける。しかしそれは男たちにとっては興奮材料にしかならず、むしろ嗜虐心を煽る結果となっただけだった。
「よし、お前らこいつを犯せ。なに、帝国の人間に情けをかけてやる必要はない。どうせ何十人と殺してきたんだろう」
部下の一人が返事をしてカスパルの背後に回り、両腕を掴んで床に縫い付けた。さらにもう一人の男がカスパルの足首を掴み、左右に大きく開脚させる。そして士官の男に指示されるがまま、カスパルの秘所へと手を伸ばした。
「貴族を犯せる機会なんて滅多にねえからな。せいぜい楽しませて貰うとするか」
「ひっ……!?」
男の太い指が慎ましく存在を主張していたカスパルの陰核に触れる。そのまま皮ごと摘まむようにして扱き始めると、カスパルの口から苦悶の声が上がった。
「ここ弄られるとひとたまりもねえだろ? 気持ちいいか?」
「ふざ、けんな……そんなわけあるかっ……」
否定しながらもカスパルの体は反応しており、男の愛撫によって陰核がぷっくりと膨らんでゆく。その変化を見て取った男は口角を上げて笑うと、今度は包皮を剥いて直接カスパルの陰核に触れた。
「ひああぁっ!?」
敏感な部分を乱暴に擦り上げられ、カスパルの腰が跳ね上がる。カスパルは反射的に脚を閉じようとするが、数人の兵士に押さえつけられているためほとんど動かせない。
「ほれほれ、どうした? もっと声出せよ」
「んあっ、くぅっ……そこばっか、触んじゃねぇっ……」
「そうかそうか、中も弄ってほしいってか」
男は剥き出しになったカスパルの陰核を摘んでコリコリと刺激しながら、もう片方の手で膣口を探った。
「やめろぉっ、そこはだめだっ……!」
「なんだこりゃ、もうぐちょ濡れじゃねーか」
「ち、違っ……んあっ!」
男に指摘されてカスパルの顔が羞恥に染まる。カスパルの膣口からはすでに愛液が滴っており、股間を伝い落ちたそれが肛門まで濡らしていた。
「ああっ……くっ、んぅっ……ひあっ、あうぅっ!」
男はカスパルの反応を楽しむかのように膣の浅い部分を掻き回し、ときおり思い出したように陰核を強く押し潰す。そのたびにカスパルはビクンと体を震わせ、喉奥から甘い声を漏らした。
「んひィッ……や、やめぇっ……!」
「おいおい、こんなに濡らしておいて嫌はないだろ? 本当は感じてるんだろうが」
「ふざけん、なっ……誰がお前なんかに……ひぎぃいいっ!?」
悔しげに呟いた瞬間、男の指がカスパルの陰核をぎゅっと強く抓り上げる。その衝撃にカスパルの体はびくんと痙攣し、尿道口からぷしゅっと潮を噴き出した。
「お、イッたか」
「こいつ、初物の癖に潮吹いたぜ」
「はあ、はあ、はあ……この野郎……」
絶頂を迎えたことで呼吸を荒げるカスパルだったが、それでも男に対する敵意を失わずに睨み付ける。そんなカスパルの乳房を別の男が踏みつけた。
「あうっ……!」
「口には気をつけるんだな。お前の部下の命を握っているんだということをよく覚えておけ」
カスパルの乳房をぐりぐりと踏みつけながら、男は冷酷に言い放つ。柔らかな膨らみが無慈悲に潰れ、尖った先端が押し込まれる痛みにカスパルは顔を歪める。
「て、めえっ……」
「まあいいだろう。続きといこうか」
胸を踏みつけていた男は足を離すと、位置を変えてカスパルの股間に手を伸ばした。そして愛液と潮でどろどろになっている秘所に指を突き入れ、そのまま激しく動かし始める。
「どれ、手だけで何度イけるか試してみるか」
「ひィッ! ひいいィッ!」
男は陰核の裏側にあるざらついた部分を指の腹で何度も擦り上げ、カスパルの弱点を的確に刺激した。膣内を滅茶苦茶にかき回され、カスパルの口から悲鳴が上がる。
「ここが好きみたいだな。ほれ、またイキそうなんじゃないか?」
「イクわけねえだろっ……くひいいいっ!」
反論すると同時に陰核を指の腹で潰され、カスパルは背筋を大きく仰け反らせた。ぐちょぐちょと音を立てながら膣壁を蹂躙されるたびに、カスパルの口から甲高い喘ぎ声が漏れる。
「あひっ、ひああぁっ! やめ、やっ、イクゥッ! イグぅッ!」
内側と外側から挟むように陰核を刺激され、カスパルは呆気なく達してしまった。ぷしゃっと音を立てて潮が噴き出し、膣を弄っている男の手を濡らす。
「はは、またイッたぞ。帝国最強ベルグリーズ家もこうなっちまえば呆気ないもんだな」
「あっ……う……」
男がカスパルの膣から指を引き抜くと、粘ついた愛液が指と膣のあいだで糸を引く。カスパルは力なく脚を開いたまま、その光景を呆然と眺めていた。
「豆がビンビンに勃ってるな。ここにこいつを当てたらおもしろいことになるだろうなあ?」
次に男が取り出したのは小さな卵のような器具だった。持ち手らしき部位から太い紐が伸びており、その先に球体が繋がっている。リンハルトが愛用していた『魔力で振動する疑似餌』に似ている――とカスパルは感じた。
「何かわからねえって顔だな。もしかして、女ともしたことないのか? これはこうやって使うんだよ」
男はにやにやと笑みを浮かべながら、カスパルの陰核に球体をあてがう。
冷たい感触にカスパルの体がぴくりと震えたが、男はそれに構わず魔力を込める。すると、球体が小刻みに振動してカスパルの陰核に刺激を与え始めた。
「うあっ、ああぁっ!」
強烈な刺激にカスパルは身を捩り、かぶりを振って快感から逃れようとする。しかし、男はさらに強く玩具をカスパルの陰核に押し付け、振動を激しくしていった。
「どうだ? 気持ちいいだろ? こいつは女のここを刺激してイかせるためのもんなんだぜ」
「やめ、やめろぉっ……!」
カスパルは必死に懇願するが、男は笑いながら更に振動を強くしていく。カスパルの陰核はすっかりと充血し、蜜壷からはとめどなく愛液が溢れていた。
「ひああっ、ダメッ、ダメだっ、漏れるっ、漏れちまっ……ひゃああァッ!」
カスパルは大きく腰を浮かせて絶叫し、勢いよく小水を噴出させた。しょろしょろと恥ずかしい音を立てながら金色の液体が放出され、弧を描いて床へと飛び散る。
「おいおい、気持ちよすぎてお漏らしかよ」
蛙のように脚を開いたまま無様に失禁するカスパルの痴態を、男たちはゲラゲラと嘲笑する。そうしながらも陰核への責め苦は止めず、カスパルはビクビクと体を痙攣させ続けていた。
「ひぎぃいっ! イッてる! まだイッてるからあぁッ!」
絶頂の最中にも敏感な部分を苛まれ、カスパルは涙を流しながら身悶える。それでも男の手は止まらず、陰核を押し潰しそうなほどの強さで玩具を押し付けてきた。
「んひいいぃっ♡ あへええぇっ♡」
二度、三度、と立て続けにカスパルは絶頂し、壊れてしまったかのようにぷしゅっ、ぶしゃっと潮を撒き散らす。カスパルが絶頂して痙攣するたびに乳房がぶるっと上下に揺れ、行為を眺める男たちの目を楽しませた。
「そんなにいいなら今度は中にも入れてやるよ」
「あぎぃいいっ! ひぎぃっ、ひぎぃいいぃっ!」
男は魔力で振動する玩具をカスパルの陰核から離すと、はくはくと開閉していた膣にそれを押し込んだ。深く挿入された玩具によって膣を犯される暴力的な快感に、カスパルは獣じみた声で泣き叫ぶ。
「んおっ、おおっ♡ あへぇえええっ♡」
「いい声になってきたじゃねえか。そろそろこっちの穴も使わせてもらうとするか」
男はカスパルの尻穴に指をねじ込み、ぐりぐりと動かして解し始めた。これまで排泄にしか使ったことのない場所を指先で穿られ、カスパルの目が大きく見開かれる。
「やめろっ、そこはっ……ひぐうぅぅッ!」
男の指が腸内の一点を突いた瞬間、カスパルの体が激しく跳ね上がった。それだけでカスパルは軽く達したらしく、ぶしゅっと音を立てて秘裂から愛液が噴き出す。
「ここが感じるみたいだな」
「違っ、感じてなんかっ……あうぅっ!」
男はカスパルの反応を楽しむように何度もその場所を指で擦り上げる。そのたびにカスパルの体はびくんと反応し、膣口からとめどなく愛液を噴出させた。
「こんなに濡らしておいて説得力がないな。ほら、もう二本も入るようになったぞ」
男の言う通りカスパルの肛門は指を根元まで飲み込んでおり、膣内と同様に媚肉をヒクつかせている。男はさらにもう一本追加して三本の指を激しく抜き差しし、カスパルの弱点を集中的に攻め立てた。
「あうっ! んぐっ! ひぐうぅっ!」
「なんだよ、ケツ穴でよがりまくってんじゃねえか」
「ほら、もっと潮吹いてみろよ」
膣と直腸を同時にかき回され、カスパルの頭の中で火花のような快感が弾ける。行為を傍観していた男たちも乳房を揉みしだいたり、陰核を引っ張ったりしてカスパル追い詰めていった。
「こうすると玩具が子宮口に当たって気持ちがいいだろう? どうだ、子宮口を犯される気分は?」
「ひいっ、ひいいぃっ!」
玩具が挿入されたままの膣に指をねじ込まれ、玩具が更に奥へと押し込まれる。度重なる絶頂ですっかり開ききった子宮口に玩具の先端が僅かに入り込み、カスパルの子宮を揺らして未知の感覚を与えた。
「あへえぇっ、おほおおぉっ♡」
乳房を揉みしだいていた男が両方の乳首を捻りあげ、陰核を嬲っていた男がすっかりと充血したそこを指の腹でしごく。膣と肛門を指で掻き回され、子宮口を玩具で犯され、カスパルは身も世もなく喘いだ。
「はは、ケツとマンコ両方でイケそうだな。そら、イケよ!」
「ふざ、けんなっ、誰がお前らなんかに……あひィイイッ!」
反論しようとするカスパルだったが、陰核を捻られてはひとたまりもなかった。全身を激しく痙攣させ、ぶしゃあぁっ! と派手な音を立てながら潮を噴出させる。
「やめっ、イっでる、イっでるからやめっ……ほおおぉっ♡」
それでも男たちの愛撫はいっこうに止まらず、カスパルは何度も強制的に絶頂を迎えさせられた。
何度達したかもわからなくなったころ、ようやくカスパルの体内から玩具が引き抜かれ、男たちの手が離れていく。
やっと終わったのか――カスパルは安堵の息をつくが、そんなカスパルの脚を男たちはふたたび開かせた。
「おい、休んでんじゃねえよ。本番はこれからだぜ?」
「ひ、う……やめてくれ……もう、いいだろ、捕虜を解放しろよっ」
「なに言ってんだ、捕虜を解放する条件はお前が膣に精液を受け入れることだろう? 俺たちはまだ一度も出してねえぞ」
「あ……」
カスパルの顔が絶望に染まる。しかし男はそれを気に留めた様子もなく、下衣を脱いで自らの剛直を取り出した。
「そんなに捕虜を解放してほしいってんなら、ご期待に応えてさっさとぶち込ませてもらおうか」
「ま、待て、やめっ、いま挿れられたら――んおぉおおおォッ!」
カスパルの言葉を無視し、男は一気に腰を突き入れた。ぶちりと何かが裂ける音が聞こえたかと思うと、次の瞬間には焼けるような激痛がカスパルを襲う。
「あひっ、ひいぃっ、痛いっ、裂けるっ、壊れちまうっ……!」
巨大な性器に貫かれ、カスパルは目を見開いて絶叫した。カスパルの秘裂は限界以上に拡張され、結合部からは鮮血が流れ出ている。しかし男は構わず抽挿を続け、激しい律動を開始した。
「あがぁっ、ひぎぃいっ!」
ずちゅ、ぐちっと湿った音を響かせながら、カスパルの膣を男のものが出入りする。子宮口を押し上げられるたびに意識が飛びそうになるほどの激痛が走り、カスパルは涙を流しながら悲鳴を上げ続けた。
「いい具合じゃねえか。やっぱ初物は違うな」
「ふざけ……んなっ……!」
「いつまでその強気な態度が続くかねえ?」
男はにやりと口角を上げ、カスパルの陰核をぎゅうっと摘み上げた。途端にカスパルの口から「ひっ……!」と小さな悲鳴が上がる。
「ここが気持ち良いんだろ? もっと可愛がってやるぜ」
「やめっ……」
カスパルが制止する間もなく、男は親指で陰核をぐりぐりと押し潰した。そのまま上下に扱き上げれば、カスパルはビクビクと痙攣しながら男の性器を締め付ける。
「やっ……そこっ……だめぇっ……!」
「へへ、感じてんじゃねーか。マンコが絡みついてくるぞ? ほら、こうするとどうだ?」
カスパルの反応に味を占めたのか、男の指の動きが激しくなる。敏感な突起を乱暴に責め立てられ、カスパルの腰が跳ね上がった。
「あひぃっ、ひぎぃいいぃっ!」
「はは、すげえ締め付けだ」
男はカスパルの両脚を肩に乗せると、上から体重をかけてさらに深くへと押し込む。そして根元まで突き刺さった性器をギリギリまで引き抜き、再び最奥へと叩きつけた。
「あうっ! あううっ!」
窄まった入口をこじ開けるように、男の亀頭がカスパルの子宮口を突き上げる。激しく体を揺さぶられたカスパルの乳房が波打つ様を見下ろして、男は口の端を上げた。
「どれ、お望み通り中に出してやるよ。よかったなあ、捕虜が一人解放されるぞ? まあそのぶん腹の中に一人増えるかもしれないがなぁ」
「やっ……やめろっ、やめっ……あああァッ!」
必死の懇願も空しく、男がカスパルの中に大量の精液を注ぎ込む。熱い奔流が胎内を満たしていく感覚に、カスパルは背筋を仰け反らせて悶えた。
射精を終えた男が萎えた性器を引き抜くと、蓋を失ったカスパルの膣口から白濁が溢れ出す。破瓜の血と混ざって桃色に染まったそれを、カスパルは呆然と眺めていた。
「よし、次は俺だ。今度はこっちの処女をいただくとするかな」
背後からカスパルを押さえていた男は、カスパルの膝を抱えて持ち上げるといきり立った性器を肛門へと押し付けた。
「ひっ……嫌だっ、そんなとこやめ――」
「うるせえな、テメェは黙ってチンポ咥えてりゃいいんだよ」
カスパルの拒絶を無視して男は肛門に昂った肉杭を打ち込んだ。メリメリと音を立ててカスパルの肛門が広げられ、肉壁が引き裂かれるような痛みに襲われる。
「ひぎっ、ひぃいぃっ! 痛いっ、裂けるぅっ!」
「へへ、キツくて最高じゃねぇか。もう全部入っちまったぞ?」
根元まで挿入し終えた男はカスパルの尻を叩いて嘲弄した。その衝撃で腸内が収縮し、男のものを更に締め付ける。
「おらっ、しっかりケツ穴締めて奉仕しやがれ!」
男はカスパルの体を持ち上げては落とし、落とすと同時に激しく突き上げた。未開の隘路を容赦なく掘削される激痛に、カスパルは喉を震わせて泣き叫ぶ。
「あぐっ、ぐっ……ひぐぅっ! 痛いっ……!」
「痛いだぁ? それだけじゃねえだろ? こんなに濡らしてるじゃねえか」
男はカスパルの膣に手を伸ばし、蜜を滴らせるそこに指をねじ込んだ。二本の太い指で膣内をかき回され、カスパルは悲鳴を上げて身を捩る。
「あひっ、ひぃいいっ!」
「こうやってケツ掘られながらマンコ掻き混ぜられるのが感じるんだろ?」
「違っ……! くぅんっ!」
否定の言葉を口にするも、乳首を強く捻らてしまいそれすらも喘ぎ声に変わる。カスパルは涙を浮かべながら首を振ったが、男たちは聞く耳を持たなかった。
「おい、誰かマンコにも突っ込んでやれよ」
男はカスパルの膣内を見せつけるように、襞を摘んで左右にくぱっと開かせる。カスパルの膣は何かを求めるようにいやらしくひくつき、先ほど出された精液を溢れさせていた。
「じゃ、俺が使わせてもらうぜ」
最初にカスパルを犯した男とは別の男が名乗りを上げる。男は衣服の前を寛げると既に勃起していた陰茎を取り出し、カスパルの秘裂にあてがった。
「やめっ……二本なんて無理だっ」
「うるせえな、てめぇに拒否権なんてねえんだよ」
カスパルの制止を無視し、男はカスパルの腰を掴んで一気に性器を突き入れた。濡れそぼった膣内に剛直が埋め込まれ、カスパルは大きく目を見開く。
「ひぎぃっ!? あぐっ、ああぁっ!」
前後から串刺しにされたカスパルは内臓を圧迫される感覚に悲鳴を上げた。
「うおっ、こりゃすげえな……襞がチンポに絡みついてきやがる」
「ケツの穴も締まって良い具合だ」
男たちはそれに構わず律動を始め、カスパルの二穴を容赦なく責め立てる。抽挿のたびにずちゅっ、ぬぷっという湿った音が響き渡り、結合部から愛液が飛び散った。
「ひぐっ……あうっ、ひぃんっ!」
前後から激しく突き上げられ、カスパルは涙を流して身悶える。腸壁越しに男たちの亀頭がゴリゴリと擦れ合い、子宮口を突かれる度に脳天まで響くような快感が走った。
「ふあっ、あんっ……ひぅっ!」
「なんだ、よく見るとかわいい顔してるな。ほら、接吻でもしようぜ」
膣を犯している男がカスパルの顎を掴んで唇を合わせる。分厚い舌がカスパルの口腔に入り込み、じゅるじゅると音を立てて唾液を流し込んだ。
「うぶっ……ぐうぅっ……!」
口の中を蹂躙する生臭い味に吐き気を覚えながらも、カスパルにはそれを吐き出すこともできなかった。
「ほれ、こっちも可愛がってやるよ」
背後の男に胸を揉みしだかれ、固く尖った先端をぐりぐりと押し潰される。同時に膣を犯していた男が陰核を摘まみ、指の腹を使って激しく扱き上げた。
「あひっ、ひいいいっ! だめっ、そこぉっ!」
敏感すぎる部位を同時に責め立てられ、カスパルは背筋を仰け反らせて悶絶した。前後の穴を強引に犯されているにもかかわらず、快楽を感じてしまう自分に戸惑いを隠せない。
「ずいぶん感じてるみたいだな。こっちも締め付けが強くなったぞ」
「こいつ、尻掘られて悦んでやがるのか? とんでもない変態だな」
カスパルの反応を見て嘲笑しながら、男たちはさらに激しい動きでカスパルを攻め立てた。
膣に挿入された陰茎が子宮口を叩き、肛門を犯す性器が腸壁越しに子宮を突き上げる。内臓を殴られるような苦痛と紙一重の快感に、カスパルは頭を振り乱して絶叫した。
「ひぃいいっ! ひぎぃいぃっ!」
「へへ、気持ち良すぎて壊れちまいそうだろ?」
「おらっ、出すぜ。しっかり受け止めろよ!」
男たちはカスパルの体を固定して下から思い切り突き上げる。ゴリュッという音と共に性器が最奥に到達し、男たちはそこで精液を放った。
「あぐっ、あああァッ! イクっ、イックゥウウッ!」
子宮と腸内を熱い飛沫で満たされ、カスパルはビクビクと痙攣しながら絶頂を迎える。それと同時に勢いよく潮を吹き出し、膣を犯していた男の腹を飛沫が濡らした。
「あぅ……あ……」
放心するカスパルの中から二人の男のものが引き抜かれた。栓を失ったそこから白濁液が逆流し、カスパルの膣口と肛門から勢いよく溢れ出す。
「ふう、やっと二回目か。まだまだ捕虜はたくさんいるぞ?」
「言っておくが、ケツに出したぶんは数に含まれないからな」
「なっ……そんな……」
絶望に顔を歪めるカスパルを、男達は楽しげに見下ろした。
「こいつのケツ、めちゃくちゃ具合がいいぜ。お前も使ってみたらどうだ?」
「どれ、俺も試してみるかな」
別の男がカスパルの尻を抱え上げ、未だ閉じ切っていない肛門に陰茎を押し当てる。
「やめっ……尻は嫌だっ!」
「そう言うなって。俺のもたっぷり飲ませてやるよ」
「あぐううぅっ!」
カスパルの懇願を無視して男は一気に性器を突き込んだ。先ほどの男よりも太く長いものが腸壁をこじ開け、根元まで突き刺さってカスパルの最奥を叩く。その衝撃だけでカスパルは軽く達してしまい、ぴゅっと愛液を噴き出して身を震わせた。
「ひぐっ……うぅっ……!」
「おー、確かにいいな」
男はカスパルの体を持ち上げて膝に座らせると、上下に揺すりながら激しい抽挿を始めた。あまりの激しさにカスパルの肛門が捲れ上がり、結合部から泡立った精液が溢れ出る。
「あぐっ、あひぃっ! ひぎぃいっ! やめっ、尻やめてえっ!」
「なに言ってんだ、ケツ犯されるの大好きだろうが。触ってないマンコがびしょ濡れになってんぞ?」
男はカスパルの膣に指を差し込み、左右にぐぱあっと開いて内部を晒した。カスパルの膣内は真っ赤に充血しており、濡れた粘膜が物欲し気にひくついている。膣口からは愛液が止めどなく溢れ、尻を伝ったそれが肛門まで濡らしていた。
「ひぃいぃっ! 違うっ、好きじゃないぃっ!」
「嘘つけ。こんなに締め付けてるじゃねえか。本当は嬉しいんだよなぁ? おらイけっ! ケツ穴でイッちまえ!」
「ひぎっ、ひぃいィッ!」
男の剛直が激しく抜き差しされ、腸壁越しに子宮を殴りつける。同時に陰核を強く摘まれ、カスパルは目を見開きながら絶頂を迎えた。ぶしゃああっと派手な音を立ててカスパルの秘裂から愛液が溢れ、肛門に精液が注ぎ込まれる。
「ふあぁ……あうぅ……」
カスパルは虚ろな瞳で天井を仰ぎ、ヒクッ、ヒクンッと体を痙攣させた。秘所からは入りきらなかった白濁液がごぽりと流れ落ち、床の上で水溜りを作る。
「なに休んでんだよ、まだまだ後がつっかえてるんだぞ」
更に別の男がカスパルの尻を掴み、肛門を大きく開かせた。ふたたび肛門を犯されると察知したカスパルは、必死の形相で首を振った。
「やめっ、尻はもうやめてくれっ……マンコに、マンコに入れてくださいっ!」
カスパルは自らの指で陰唇を大きく開き、男たちの眼前に膣壁や子宮口を曝け出す。度重なる陵辱によってカスパルの心は疲弊しきっており、もはや誇りも何もかもを捨て去って哀願することしかできなかった。
「お願いしますっ……オレのマンコにチンポ入れてくださいっ! 中古の子宮に精液いっぱいぶっかけてくださいっ! 王国の子種で孕みますっ……! だから……」
「ははは、そこまで言われたら仕方がないな」
「そんなに欲しいなら二本いっぺんにぶち込んでやろうぜ」
男たちはカスパルの体を抱え上げると、挟むようにして前後の穴へ同時に性器を挿入した。
「あぎっ、ひぎいいいいっ!」
二本の陰茎に両穴を穿たれ、カスパルは喉を逸らして絶叫する。限界まで広げられた膣口がみちみちと悲鳴を上げ、執拗に嬲られた肛門に裂けてしまいそうな痛みが走った。
「痛いっ、苦しいっ! 助けてぇっ!」
「おいおい、処女みたいなこと言うんじゃねえよ。尻の穴であんなに感じてたくせによ」
「ほら、もっと腰使えよ。自分だけ気持ち良くなって終わりなんてずるいだろ?」
男たちは二本の陰茎でカスパルの穴を交互に突き上げ、前後から激しく責め立てた。
膣壁越しに男たちの亀頭が擦れ合い、最奥を突かれるたびに子宮口が押し潰される。亀頭が引き抜かれて肛門が捲れ上がると、その刺激だけでカスパルは達してしまった。
「あひぃっ! ひぎぃいっ! イグっ、またイクゥウウッ!」
「へへ、尻掘られてイキまくってるぜ」
「マンコの方もすげえ締め付けだぜ。おらっ、お望み通り中に出してやるよ!」
「あぐっ、あひぃいいっ!」
前後の穴に大量の精液を注がれ、カスパルはガクンガクンと全身を跳ねさせる。射精が終わるとカスパルはぐったりと脱力し、秘所と肛門から精液を逆流させた。
「ふぅ、これで三回目か」
「ほら、お望み通り種付けしてやったぞ? 嬉しいだろ?」
「ふぁ……い……ありがとう、ございます……」
倒れ伏したカスパルの頭を男の一人が踏み付け、床で水溜まりとなっていた潮に顔を擦り付けられる。カスパルにもはや抵抗する気力はなく、されるがままに男たちの望む言葉を口にした。
「次は俺の番だ。早く代われよ」
「あ……う……」
男達が満足するまで、カスパルの地獄のような時間は続いた。
膣にも肛門にも何本もの性器を捻じ込まれ、休む間もなく犯され続ける。何度も中出しされたカスパルの腹は妊婦のように膨れ上がり、それでもなお男達は飽きることなく犯し続けた。
「ふう、もう出ねえよ」
「俺もだ。さすがにこれ以上は勃ちそうにないな」
何十回という性交の末、男達が精根尽き果てたのは夜が明けてからのことだった。数え切れないほどの男たちがカスパルに群がり、無数の罵声と白濁をその身に浴びせて尊厳を奪っていった。
「マンコとケツ穴が開きっぱなしになってるな」
「おーい、まだ生きてるか? 死んでたら返事しろ~」
男達に揺さぶられたカスパルは虚空を見つめたまま反応しない。体はビクビクと痙攣しているが意識はなく、膣と尻穴からは大量の白濁が溢れ出していた。
「汚ねえな。おい、何かで栓しとけよ」
「お、これなんかちょうどいいんじゃないか?」
一人の男が手に取ったのは、清掃用の箒だった。それの柄の先端をカスパルの膣口にあてがい、ずぶずぶと挿入してゆく。
「おー、入ってく入ってく」
「ひぎっ、ぎぃいぃっ!」
膣内に異物を押し込まれたことでカスパルは意識を取り戻し、苦悶の声を上げて身悶える。箒はあっという間に最奥までねじ込まれ、開ききった子宮口が押し上げられた。
「あがぁっ、あぐうぅっ!」
「ははっ、このまま子宮までぶち込んでやるよ」
男は更に力を籠めて柄を握り、先端を子宮口にめり込ませる。
「やめろっ、やめてくっ……」
「うるせえな、てめぇのマンコなんてゴミ箱と同じなんだよ! 帝国の犬がッ!」
「あぎいいぃっ!」
カスパルの懇願を無視して男は柄をぐりっと動かし、子宮口をこじ開けるように先端をめり込ませた。ぐぽんっと音を立てて箒の柄が子宮口を通過し、子宮の内側にまで侵入する。
「ひぎゃああぁっ!」
「どうだ、子宮を犯される気分は?」
男が突き上げるように箒を動かし、ごちゅんごちゅんと子宮の内側を殴りつける。その度にカスパルは目を見開き、喉を仰け反らせて絶叫した。
「あがっ、あぎっ! ひぎぃいっ!」
子宮口を貫かれる激痛にカスパルは涙を浮かべ、体を痙攣させながら失禁する。あまりの苦痛に脳裏で火花が散るような錯覚を覚え、視界が真っ赤に染まっていった。
「おい、ケツの穴にもぶち込んでやれ」
「ひぎっ! ひぎぃいいぃっ!」
片足を持ち上げられた体勢で両穴に箒の柄を挿入され、カスパルは泡を吹きながら激しく痙攣する。膣に挿入された箒は執拗に子宮内を犯し、肛門に挿入された箒の先端が結腸の窄まりを突き上げた。
前後から串刺しにされてカスパルは泣き叫び、壊れた人形のように激しく身体を跳ねさせる。やがてカスパルはぐりんと目を剥き、口から泡を吹きながら失神してしまった。
約束はどうなったのか、捕虜は解放されたのか――それを訊くことすらできないまま、カスパルは兵士たちに牢屋から連れ出され、市中にて晒し者にされた。
「あれが帝国の将だって? 無様なもんだな」
「自分たちから戦争を始めといてこれかよ。いいざまだぜ」
性器や肛門を晒した体勢で磔にされている無惨な姿のカスパルを見た人々は、嘲笑と共に石を投げたり唾を吐いたりした。カスパルは抵抗することもできず、ただ黙って人々の罵倒を受け止める。
「なあ、帝国の女のマンコを見てやろうぜ」
市民の男達はカスパルが拘束されている台に近づき、彼女の体を思い思いに弄び始めた。男が膣内に差し込んだ指を前後に動かすと、カスパルは弱々しく喘いで腰を震わせる。
「へへへ、こんな女でも感じたりするのかよ」
「おい、見てみろよ。こいつの乳首ビンビンに立ってるぜ」
「あ……うぅ……」
乳房と陰核を同時に責め立てられてカスパルは身を捩らせた。男たちの指先がそれぞれの突起を摘むたびに、甘い疼きが全身を駆け巡る。
「見ろよ、マンコが濡れてきたぜ」
「うわ、ほんとだ。すげえグショグショじゃん」
カスパルの膣からは新たに愛液が伝い落ちている。それを見た男たちはカスパルの襞を捲り上げ、数時間に渡って犯され続けた膣内を覗きこんだ。
「穴が開きっぱなしじゃねえか。どんだけチンポ咥え込んだよ」
「おい、もっと広げてみせろ」
「やめろっ、見るなぁ……」
カスパルの膣口はぱくぱくと開閉を繰り返し、子宮口は切なげに収縮していた。男たちの精液をたっぷりと飲まされた両穴からは、精液と血が混じったものが垂れ流しになってる。
「ほーら、帝国将のマンコだぞ」
「ぐうっ……くううっ」
男たちはカスパルの襞を限界まで開かせると、行為を眺めていた観衆に膣内を見せつけた。愛液と精液でどろどろになった膣を衆目の前に晒され、カスパルは羞恥と屈辱で顔を赤く染め上げる。
「さすがにこんな精液まみれの汚ねえマンコにチンポ突っ込む気は起きねえなあ」
「そうだ、詰め所に軍用犬がいただろ。あれと交尾させるってのはどうだ」
「お、そりゃいいな!」
「なっ……そんな……」
男の提案にカスパルは怯えた表情を浮かべるが、彼女に拒否権などあるわけもない。男たちは数匹の軍用犬を連れてくると、カスパルの前に引き摺り出した。
「ひいっ! 嫌だっ、それだけは許してくれ!」
「うるせえな、黙ってろ。ほら、チンポ大好きだろ?」
「ふぐううぅっ!」
男たちはカスパルの髪を掴んで無理やり顔を上げさせ、その口に軍用犬の生殖器を捻じ込んだ。生臭いそれを吐き出すこともできず、カスパルは目に涙を浮かべながら犬の生殖器を咥え込む。
「うぐっ、んぶうっ! むぐううっ!」
「へへ、どうだよ。帝国の犬にはぴったりだろうが」
「うぶっ、んごぉっ! んぼおおおっ!」
犬の生殖器を喉の奥にまで突き込まれ、カスパルはえずきながらもそれを舌で押し出そうとする。しかしそれがなお刺激となったらしく、軍用犬は激しく腰を振り始めた。
「うぐぅううっ! ぐぼおっ、おぼおおっ!」
「はは、こいつ喜んでるぜ」
「うぐっ、うぐううぅ~!」
カスパルは苦しげに首を振ったが、軍用犬の動きが止まることはない。涙と鼻水を垂らしながらも必死に奉仕を続けると、やがて軍用犬がカスパルの口の中へと射精した。
「うげっ、げほっ……げえええぇっ!」
「おい、何吐いてんだよ。ちゃんと飲み込め」
「口でちゃんと奉仕できねえんならこっちの穴を使うしかないよなあ?」
男の一人がカスパルの膣口を大きく開き、別の男が軍用犬の生殖器をそこに宛がう。カスパルは恐怖に引き攣った表情を浮かべ、弱々しく首を振ることしかできなかった。
「う、嘘だろ……やめてくれ……」
「ほら、行くぞ」
「やめっ――ぎひいいぃぃッ!」
男の言葉と同時に軍用犬の巨根が挿入され、カスパルは絶叫を上げる。
「あがああぁあっ! 裂けるっ、壊れるぅうううっ!」
「おいおい、あんなデカイのが入るのかよ」
「うわ、マンコがパックリ開いてるぜ」
カスパルの膣内はあまりの大きさに限界まで拡張されていた。膣口からは鮮血が流れ出し、結合部からはブチブチという肉が千切れる音が聞こえてくる。
「あがっ、ひぎぃいいいぃっ!」
あまりの激痛にカスパルは泣き叫び、手足をばたつかせながら悶絶する。
「ひいぃっ、痛いっ、もうやめてぇっ! ひぎっ、あぎいぃっ!」
「はは、雌犬には犬のチンポがお似合いだぜ」
「ううっ、うぐううっ……ぐううぅっ……!」
カスパルは涙を流して哀願するが、男たちはまったく取り合おうとはしない。軍用犬の生殖器はカスパルの膣を限界以上に広げながら子宮口を突き上げ、内臓を押し潰すような圧迫感を与えた。
「うぶっ、ぐふううぅっ! あぐっ、あうぅっ!」
カスパルは胃袋まで押し上げられるかのような衝撃を受け、何度もえずきながら苦悶の声を上げる。結合部からは犬の先走りとカスパルの血が混ざり合ったものが溢れ出し、カスパルの太腿を汚していた。
「いぎっ、あがあぁっ! ひぃっ、ひぃいいぃっ!」
「ほら、もっとしっかり締め付けろよ。犬の精液欲しいんだろ?」
「ひぃいぃっ、いやだぁっ! 出さないでぇっ!」
カスパルは男たちに懇願するが聞き入れられるはずもない。軍用犬の生殖器は根元が瘤のように膨らんでおり、カスパルの体内を押し広げて膣口に栓をしていた。
「いやぁっ、出てるっ! 子宮に出されてるぅっ! いやあぁっ、あひいいいぃぃーっ!」
ドクンドクンと脈打つ生殖器から熱い子種がぶちまけられ、カスパルの子宮を満たしていく。
犬の射精は長く続き、カスパルの腹が膨れ上がるほど大量の精液を流し込んだ。しかも生殖器の根元にある瘤によって逆流が妨げられ、カスパルは数十分に渡って犬の精液を受け止め続けることとなったのである。
「あはあぁっ、あへぇっ……あはあああぁ……!」
「すげえな。まだ射精してるぜ」
「ひぃいっ、熱いっ……あはっ、はへえぇ……」
犬の巨根で串刺しにされたカスパルは焦点の合わない瞳を見開き、ぶくっと膨らんだ腹部を揺らしながらじょぼじょぼと失禁する。犬に犯されながら小便を撒き散らす哀れで滑稽な帝国将の姿は、観衆の嘲笑を誘うのには充分だった。
「どうだ、犬に種付けされる気分は? 気持ちよかったか?」
「うぁ……う……」
「答えろよ。気持ち良かったって言ってみろよ」
「ううぅ……きもち、いい……」
カスパルは涙を浮かべ、掠れた声でそう呟く。衆目の前で犬に種付けされるという異常な状況に、彼の精神は砕けてしまっていた。
射精を終えた軍用犬の生殖器が体内から引き摺り出されても、カスパルの中から精液が溢れることはなかった。粘度のある精液が膣口を塞ぎ、精液の逆流を防いでいるのだ。
「ははっ、犬の精液で妊婦みたいになってやがる」
「ご懐妊おめでとうってか?」
男はカスパルの膣を指で押し開き、精液まみれの膣内を観察する。異物や犬の生殖器で拡張されたカスパルの膣は、赤黒く腫れて惨めに捲れ上がっていた。
「おい、マンコよく見えるようにして晒し者にしておこうぜ」
男たちはカスパルを十字形の拘束台に縛り付けると、両足首を左右の端にそれぞれ固定した。大きく股を開いたまま磔にされたカスパルは、ぼろぼろになった膣を余すところなく曝け出してしまう。
「うぁ……見ない、で、くれ……」
「ははは、こんな恥ずかしいところまで丸見えにしちまってよ」
「それじゃあ、俺たちはこの辺で帰るとするかな」
男たちが立ち去ったあとも、カスパルは当然のように別の男たちに輪姦された。
すっかり緩くなったカスパルの穴を犯したがるのは女を買えない浮浪者ばかりで、カスパルは垢まみれの性器を何本も両穴に捻じ込まれ精液や尿を注がれ続けた。
木の枝を突っ込んで膣を掻き回す者もいれば、肛門に石を詰め込んで擬似排泄をさせる者もいた。中には尿を飲ませて便器の代わりにする者もおり、カスパルはあらゆる汚辱をその身に受けることとなったのである。
「あー、こりゃいい便器だ」
「うぶっ、うげぇ……!」
カスパルの顔面に跨った男が性器を喉の奥まで挿入し、食道に小便を流し込む。膣を犯していた男も排尿を始め、膣内へと尿を注ぎ込んだ。
「うぐっ、ごぼおおぉっ! おぼっ、んぐぅううう~っ!」
「ガバマンを再利用してやってるんだ、ありがたくぜんぶ受け取れよ」
「うぶっ、おぶっ、ごくっ、ごきゅっ……!」
カスパルは涙を流しながら男の尿を飲み干していく。膣を満たす小便は子宮にまで流れ込み、子宮の中を汚濁で満たしていった。
「タダで女犯せて咎められねえんだ、戦争も悪くねえな」
「あぁ、まったくだぜ。帝国将なんだろ、こいつ。戦争をおっぱじめた責任をきちんと取ってもらわねえとな」
帝国軍人に対して情をかける者はおらず、カスパルはその後数日間に渡り公衆便所として利用されることとなった。放たれた尿を膣口や肛門から垂れ流すカスパルの姿は、帝国兵に対する鬱憤をぶつける格好の材料となったのである。
――そして、現在。
「ふぎいいいぃぃっ! イグっ、またイぎますぅっ! あひいいいぃぃーっ!」
精液や尿ですっかりと膨らんだ腹を揺らしながら、カスパルは両穴を犯される快感に身悶えていた。
度重なる陵虐によって子宮は破裂寸前の状態であり、尻穴も拡張されて括約筋が完全に破壊されてしまっている。
それでもカスパルの肉体は快楽を拾ってしまい、脳髄に焼けるような悦楽をもたらすのだ。
「おらっ、ゴミマンコに中出ししてやってんだから感謝しろよ!」
「あひぃいいっ! ありがとうございますぅっ! 中に出して頂いて嬉しいですうぅっ!」
男たちの射精を受け止めると同時にカスパルもまた絶頂し、激しく身体を痙攣させながら潮を噴く。
かつて栄華を極めた帝国将の面影は既になく、そこにはただ哀れな玩具と化した捕虜の姿があるだけだった。