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「ベレトス=あなた」とは思えない話

更新日:2月23日



風花のキャラクター紹介ではベレトスに対して「あなた」という説明がされています。実際に多くのプレイヤーがベレトスに自分を重ねており、「推しと結婚した」という趣旨の発言をしているのもよく見ますね。


……が、自分はどうにも「ベレトス=自分」と思うことができません。理由としては蒼月ルートにおける「あの状況でランドルフを殺害する」といった行為など、「自分では絶対にやらないであろう行動」を取るということへの違和感がある気がします。


しかし、プレイヤーの分身としてではなく「ベレトスというキャラ」として見ても好意を抱きにくい。そもそもが無言なのでなにを考えているかわからないし、前述したように意味不明な行動も多いので感情移入がしにくいと感じるのですね。


結果として自分のデータのベレトスは毎回ソロエンドを迎えています。


彼らがなぜこんなにモテるのか、なぜ周囲のキャラに全幅の信頼を寄せられているのかも理解不能であると感じています。銀雪ルートなどは添付画像のように何も考えてないようにしか見えませんが、なぜか軍のトップとして崇められ続けるし……。


そういったことから自分は「主人公総モテ展開が嫌いなのかも」とも考えたのですが、よく考えれば主人公総モテゲームの一種と言える「テイルズオブシンフォニア」はそこまでの違和感は感じずプレイできました。


理由としては主人公のロイドが「いいやつ」だったからでないかと思います。愛想がよく、正義感が強く、仲間たちを大切にし、裏表のない言動をする王道的な主人公。シナリオでは幾度となく仲間たちを助け、それに対する見返りも求めません。


そんな彼だから「まあいいやつだからモテるよな」と納得できたのだと思います。


自分が風花無双のシェズには好感を抱けたのも「いいやつなので仲間に信頼されるのは納得できる」という点に加えて、「ベレトスのように急に教師として迎え入れられたり軍の重役に抜擢されたりしない」という「自然さ」があるように思えました。




では自分は「主人公に自分を重ねる」という行為がまったくできないのか……と考えると「そういうわけでもない」とも感じるのです。


動画ではありません


例えば、リンハルトと遠乗りをしたときに投稿したこのポスト。このコメントは「シェズに自分を重ねてリンハルトととのやりとりを楽しんでいる」というふうに受け取れます。


それを鑑みると自分は「主人公に自分を重ねてキャラとのやりとりを楽しむことができない」というわけではないのでしょう。


とはいえ全面的にシェズに自分を重ねているわけでもなく、「自分にとって都合のいいときだけ彼の視点を借りる」といった具合なのかなと感じています。


また、自分は二次創作において「モブ攻め」を好む傾向があります。モブといってもモブレに限定せず「モブがキャラといちゃいちゃする」という夢に近い作品も好みます。


そういった点から「視点人物の立場になってキャラとのやりとりを楽しむ」というのも好むほうであると言えるでしょう。


ではなぜベレトスに対してこういった視点になれないのか……ということを考えると、「彼らの言動に共感できないため感情移入できない」という部分に戻るのかなと感じました。

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