
私が書いた風花の二次創作の中で古めなものには「同盟軍所属のカスパルやリンハルト」が登場することがあります。
でもこれらの作品、実のところ彼らが同盟軍に所属している必要はそんなにありません。「五年間放浪していたカスパル」や「帝国軍と敵対しているカスパル」という設定が必要だっただけなのです。
それなら銀雪ルート設定でもいいのでは……という話なのですが、そうでないのはこれらの作品は私が風花にハマりたての頃に書いたものであり、銀雪ルートをプレイしていなかったからという理由によります。
プレイした順番としては翠風→(クリア後にDLCを購入)→灰狼→紅花→蒼月→(ここでいったん本編から離れて風花無双を始める)→赤焔→青燐→黄燎→本編に戻って銀雪…という感じで、銀雪ルートをプレイしたのはかなり後のほうでした。
いま読み返すとカスヒルというわけでもないのに同盟軍に所属しているのは違和感あるなあ……とは感じるものの、そういう思い出としてそのままにしておくのも悪くないかと考えて修正はしないでいます。
記事が短くなってしまうのでもっと翠風ルートの話をしますと、私が風花で最初にプレイしたのは上述したように翠風ルートでした。
級長の中ではクロードがいちばん好みそうではあるものの、青獅子にはイケメンが多いのでそちらも気になる……と悩み、最終的にはSNSのフォロワーさんに「迷ったら金鹿がおすすめ」と言われて金鹿を選んだのです。
結果的に、金鹿を最初に選んだのは自分的には大正解であったと感じています。黒鷲でも大きくは変わらなかったかもしれませんが、青獅子であったならおそらく二週目はプレイしていなかったでしょう(その理由は別の記事に書いてあるので省きます)
とはいえ最初からそこまで風花を「楽しい」と感じながらプレイしていたわけではなく、ようやく楽しくなってきたのは二部に入ってからでした。
というのも、一部ではこれといった大事件も起こらず(ロナートの動乱やマイクランの騒乱もまったく印象に残らなかった)シナリオにも支援会話にも興味が湧かなかったため、キャラの育成を主目的に遊んでいたのです。
それも次第に飽きてしまい、新作のゲームが発売したときに一旦中断して数ヶ月は別のゲーム(しばしば言及している「LIVEALIVE」です)をしていました。このときの進捗状況は白鷺杯の前だった記憶があります。
その後、ニンテンドーオンラインで「聖戦の系譜」がプレイできることを知り、無料期間を利用してそちらをプレイすることに。その際にSNSのフォロワーさんに「FEとはどういうゲームか」を説明することになり、「それなら最新作のほうがいいかも」と考え数ヶ月ぶりに風花を起動したのでした。
その流れで「ひさしぶりにプレイするか」と風花をプレイしたところ、おもしろくなってきたためそのままプレイを続行。「聖戦の系譜」のためにニンテンドーオンラインのプリカを購入したものの、無料期間の終了後に「聖戦の系譜」に戻ることはなかったのでした。
いまとなっては何がそうさせた原因なのかはわかりませんが、風花が楽しくなってきた理由のひとつにはやはり推しであるカスパルの存在がある気がします。
金鹿なのでもちろんカスパルは初期の仲間にいません。なおかつ、容姿だけで言えばそこまで好みでもなかったため(もともと可愛い系の少年は好きなので多少は気になっていましたが)それまでスカウトもしていませんでした。
……が、一部の三月に入ったところで「あと一人くらい誰かスカウトできないだろうか」と考え、カスパルに声をかけてみたのです。すると、主人公の格闘技能を上げていたために意図せず彼のスカウト条件を満たしていました。
その後の自分のプレイ記録を見返してみると、ある程度は気にかけているもののいまほどカスパルに熱中している様子はありません。
ついでに言うと、一部終了時に主人公とカスパルの支援がCに満たなかったため、その後も主人公との支援会話は発生することなく一周目をクリアしたのでした。
とはいえ金鹿にはカスパルと支援会話があるラファエルとヒルダがいることに加えて、たまたまベルナデッタとアッシュもスカウトしていたので支援会話自体は豊富に読むことができました。
よく推しを語る際に「最初から決めてた!」という話をしたり、最初に選んだルートを「運命のルート」のように称したりする方もいますが、自分の場合そういったフィーリングはなかった印象です。
なので何が彼をこんなに気に入るきっかけだったのかは正直わかりませんが、そういう「じわじわと気に入ってきた」ものほど味わい深く感じられるのかもしれませんね。