進の身長設定に関して考える
- 怪盗オコジョポリス

- 6月20日
- 読了時間: 4分
更新日:9月29日
進の身長は172cmです。守は182cm、阿畑さんは178cm、友沢は185cm、東條くんは180cm、猛田くんは175cm……と、ほかの男性キャラたちと比較するとかなり小柄に設定されていることがわかりますね。
進はゲーム内でも小柄さを指摘されていることがあり、滝本さんとブロックの練習をするイベントでは「お前はオレより体格が小さい。まともに受ければ、はね跳ばされるのは当たり前だ」と言われています。
また、「パワサカ」における進のポジションはゴールキーパーなのですが、その際にも「高さのハンデがある」ということを言及されており、相手チームの選手も高い位置を狙ってシュートを決めようとしてきます。
では、この身長172cmという数値はプロ野球選手としてはどうなのだろうか? ということが気になって調べてみました。
こちらの記事によると、プロ野球選手の平均身長は180cm程度であり、172cm以下の選手は全体の1.5%しかいないそうです。
そして、172cm以下の選手は比率的に内野手か捕手である場合が多い=低身長の選手がプロで活躍する場合はそれらのポジションのほうが向いている……とのこと。
パワポケやアプリにおける進は「中学まで投手をしていたものの、高校に入ってから捕手にコンバートした」という設定になっていました。こういった「身長による適正ポジション」を鑑みると、進が選ぶポジションとして捕手は正解だと言えるのかもしれません。
実在する低身長選手で個人的に注目したいのがオリックス・バッファローズの森友哉(もりともや)選手。
森選手は170cmと小柄ながら、激務である捕手を務めつつ2019年(当時は西武ライオンズ所属)には打率.329、23本塁打・105打点で首位打者とMVPに輝き、オールスターゲームにも選出されました。「パワプロ2024-2025」においても、現役の捕手としては最高峰の能力を誇ります。
小柄、オリックス、3割バッターという森選手の特徴は、なんとも進を彷彿とさせたのでした。
(でも森選手はパワプロにおいては「キャッチャーE」であったりする……森選手に限らず打撃力が高く設定されている捕手は捕手としての能力が低く、捕手としての能力が高い捕手は打撃力が低い傾向があるため、捕手としての能力と打撃力を両立するのがいかに難しいかがうかがえる気がしますね)
ちなみに、森選手の年俸は2億を上回るそうです。進の年棒もこのくらいなのかもしれませんね。わあ。
(※「パワプロ10」のサクセスオールスターズにおける進の年俸は1億7000万。これは友沢と同額で野手の中ではアルベルト、バンガード&武蔵に次ぐ3位タイとなっています)
選手の平均身長が188cmにおよぶメジャーリーグにも小柄な選手は存在します。その代表格が「ヒューストン・アストロズ」に所属する二塁手の「ホセ・アルトゥーベ」選手でしょう。
アルトゥーベ選手は身長168cmと小柄ながら瞬足で、現在までに盗塁王のタイトルを2回獲得しています。2017年にはMVPも受賞しており、.485という脅威の打率を記録。
更に右打者でありながら一塁到達まで3秒33(※MLBにおけるホームから一塁までの距離は約27.3m)というMLBの計測史上最速の記録も保持しています。瞬足なだけでなくパワーもあり、キャリアを通して2度シーズン30本塁打に到達しています。
また、ポストシーズンで1試合3本塁打を打つという記録も保持しており、これはベーブ・ルース選手らに並ぶ史上9人目の快挙だそうです。更にはイチロー選手以来の4年連続200安打を達成し、2年連続3度目の首位打者も獲得しました。
こういった選手たちの活躍を鑑みると、進の「身長172cmの3割バッター」という設定は「プロ野球選手orメジャーリーガーとしては小柄ではあるものの現実的な範囲」であることがわかりますね。
話は少しずれますが、進の身長が172cm、守の身長が182cmなので、兄弟で身長が10cmも違うことになります。
これは珍しいのだろうか? と気になったためGoogleで検索してみたところ「10cm以上の身長差がある場合でも、それが必ずしも異常を示すわけではありません」とのことだそうです(※AIによる概要)
……逆に言うと異常を疑う範囲ってことなんですかね……。
信頼できるデータとは言い難いのであくまで「かもしれない」の話でした。

